31台、やりましょう。
ただし1台ずつ数字が見える形で

2026年8月26日 ジョイカル熊本オーナー会議を受けて

佃さんへ ─ 打合せのたたき台

先に結論から

今日のオーナー会議で、うちの9〜12月の目標は31台で確定しました。反対はしません。やりましょう。

ただ、社長としてひとつだけ条件をつけさせてください。

今のままの状態で31台売ると、会社の現金が先に尽きます

台数が足りないことより、1台売っていくらの利益が出ているのかが誰にも分かっていないことの方が、いま会社にとって危険です。31台を追いかけるのと同時に、そこを見えるようにさせてください。

この紙は、佃さんを責めるためのものではありません。31台という数字を、佃さん一人が背負い込まないようにするためのものです。

1会議で何が決まったか

うちの目標:9〜12月で31台

9月10月11月12月合計
目標9台10台8台3台31台

※配布資料の段階では30台。会議中に31台へ差し替えられました。9月分のうち1台はすでに成約確定分です。

いまの実力との差

2025年 通期(7MAX)
20台
2026年 1〜9月
16台
月あたり 約1.8台
これから4ヶ月で
31台
月あたり 約7.8台

いまのペースの約4倍です。 正直に言って、今までと同じやり方の延長では届きません。だから「どうやるか」を一緒に決めたい、というのがこの打合せの目的です。

確認させてください

会議では、佃さんが勉強会で出した数字を本部側でその場で引き上げた、という説明がありました。佃さんが最初に出した数字はいくつでしたか。そして、31台はどこまで納得して受けた数字ですか。ここを正直に教えてもらえないと、先に進めません。無理な数字なら、社長から本部に言います。

2会社側でいま起きていること

佃さんに知っておいてほしい事実が2つあります。

① 新車6台で、約800万円が在庫に寝ています

上期の決算を見直したところ、先に仕入れた新車6台分の代金が、まだ売れていない段階で全部その月の費用として落ちていました。会計処理としては直しましたが、現金が約800万円、車の形で止まっているという事実は変わりません。

31台売るということは、その前に31台分の仕入れ代金を先に払うということです。今のままだと、売れる前に資金が尽きます。

② 1台あたりの利益が、誰にも分かっていません

仕入額・売価・オプション・下取・保険手数料・登録諸費用・納引き・代車。これが1台ごとに集計されていないので、売った後に「儲かったのか損したのか」が分からない状態です。

部門で見ると、車販の粗利はほぼゼロです

売上は立っています。台数も出ています。でも利益が残っていない。これは佃さんの努力不足ではなく、数字を管理する仕組みが会社側になかったからです。そこは社長の責任です。

3そこで、入力の仕組みを入れさせてください

5月から作ってあって、まだ渡せていないものがあります。社内ポータルの「JOYCAL日次入力+車販パイプライン」です。3ヶ月止まっていたのは、佃さんとこの話ができていなかったからです。

できること

31台と、この仕組みはセットです

台数だけ追いかけると、値引きしてでも数を作る方向に行きます。それをやると会社が持ちません。「1台いくら残ったか」が見えていれば、どこまで踏み込んでいいかを佃さん自身が判断できるようになります。この仕組みは、佃さんを守るためのものです。

先に言っておきます ─ JOYCALのスプレッドシートと二重にはなりません

「今のスプレッドシートに加えて、これにも入れるんですか」と思われるはずなので、先に答えます。そうはなりません。

これから
日々の台数 JOYCALのスプレッドシートに直接入力 ツールにスマホで入力 → ボタンでコピー → スプレッドシートに貼り付け
入力の回数 1回 1回(変わりません)
ツールがJOYCALの列の並び(A〜O列)どおりに書き出します

画面のボタンを押すとコピーされるので、スプレッドシートに貼るだけです。数字を2回打つ必要はありません。むしろ、外出先でもスマホのテンキーで打てる分、今より楽になるはずです。

増えるのは、1台ごとの金額の入力だけです。これは毎日ではなく、納車が終わった車について1台につき1回だけ。月に8台なら月8回です。まとめて入れてもらって構いません。

それでも「重い」と感じるなら、項目を削ります。全部そろわないと意味がない、という作りにはしません。

4佃さんに聞きたいこと(3つ)

入力するのは佃さん一人でお願いするつもりです。だからこそ、無理のない形にしたい。ここが今日いちばん大事なところです。「できません」と言ってもらって構いません。できない形で導入しても、使われずに終わるだけなので。

11台ごとに、この4つを毎回入れられますか?
区分入れてほしい項目
仕入側仕入日/仕入先/車両本体の仕入額/陸送・仕入整備などの付随費用
販売側成約日/納車日/車両本体の売価
加算オプション(売上・原価)/下取車(査定額・実際の処分額)/保険手数料
控除登録諸費用(預り・実費)/納引き料/代車コスト
→ 多すぎるなら減らします。「これは分からない」「これは後からしか出ない」というものを教えてください。
2いま、車の情報をどこに何回書いていますか?
→ JOYCALのスプレッドシート以外に、紙の台帳・手帳・別のシートがあるはずです。そのうちどれかを、このツールに置き換えて消したい。「今あるものを消せる」と分かれば、入れる意味が出てきます。どこに何を書いているか、全部教えてください。
331台を作るために、会社に何をしてほしいですか?
→ 人・仕入枠・広告費・在庫を持つ判断。佃さん一人でどうにかする話ではありません。必要なものを言ってください。

5会議で決まった、他の宿題

31台の話とは別に、今日の会議で運用が変わったものがあります。こちらは手を動かせばすぐ効くものです。

やることなぜ期限
契約書はASへ即送付 セールスコンテストのカウント方法が変わり、契約書が届いた時点で自動集計されるようになりました。手元に溜めていると台数として計上されません すぐ
秋キャンののぼり・ポスターを掲出 → 写真をグループLINEへ 今回から、写真を送らない店には次回以降 販促物を送らない、というルールになりました。のぼりは今日届いています キャンペーン期間中
秋キャン応募は「来店したお客様全員」に 成約したお客様だけに応募させるのは誤った使い方だと本部が明言。当選連絡を来店のきっかけに変えるのが本来の設計です。QRをPOPにして店頭に置くのが有効 9/1〜11/8
秋キャンチラシの申込 10月2便が最終 9/10 締切
買取DMの印刷・発送 本部がデザインを作って各店に配布。印刷はうち持ち。主要5車種から 9月中
Googleの口コミについて

会議で、ジョイカル熊本近見店の口コミが1件のまま増えていないことを名指しで指摘されました。佃さんは「やる人が自分しかいない」と答えていました。それはその通りだと思います。

ただ、9月16日の勉強会でもう一度チェックされます。 全部を佃さんがやる必要はないので、納車のときに誰が声をかけるか、QRをどこに置くかだけ決めましょう。本部からのアドバイスは「星を入れてコメントを書き始めたのを見届けてから車に向かう」でした。書き始める前に離れると、そのまま終わるそうです。

6今日この場で決めたいこと

最後に

車販は、鈑金→整備→車検→保険と続いてきたお客様との付き合いの、いちばん最後の出口です。ここが会社にとって一番大事な部署だと思っています。だからこそ、数字が見えないまま台数だけ追わせるようなことはしたくありません。一緒に決めさせてください。